2013年 03月 24日
グールドによるバッハのインベンションとシンフォニア
何気なく聴きはじめたら(以前にも聴いていたはずなのに)とても面白くて夢中になった。
ここでは、グールドは演奏曲順をばらばらにして、独自に並べ替えているけど、違和感は全くない。
この録音のため、彼はスタインウェイを大きく改造したけれど、ハンマーがリバウンドするというトラブルが解消出来ず、楽器メーカーの沽券にかかわることになった。
そこでグールドは、ライナー・ノーツに釈明文を書くことになる...
しかし、その音の響きの即時性と透明感は、この演奏にふさわしく、とても美しい。
このアルバムは、グールドの数あるバッハ演奏の中でも最良のものの1つかも知れません。