2013年 04月 02日
雨に桜
会議のため東京に来ているけれど、今日は朝から冷たい雨。
葉桜の目立つ東京の桜は、おそらくその花を落とすだろう。
芭蕉の句の「紙衣(かみぎぬ)」は、和紙で出来た着物のことで、軽くて丈夫な上に暖かいので旅人にも重宝されたという。
そんな紙の衣が濡れても雨に出て、桜を枝折りとろうという姿に、風雅と風狂を感じた芭蕉の句だろうか。
芭蕉の句には、いつも逸脱したものへの哀惜の情を感じるのだ。
雨に濡れる残花を見ようかと思ったのに。
芭蕉を見習いたまへ^^。
2013年 04月 02日
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