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雨に桜

紙衣の濡るとも折らん雨の花 芭蕉

会議のため東京に来ているけれど、今日は朝から冷たい雨。

葉桜の目立つ東京の桜は、おそらくその花を落とすだろう。

芭蕉の句の「紙衣(かみぎぬ)」は、和紙で出来た着物のことで、軽くて丈夫な上に暖かいので旅人にも重宝されたという。

そんな紙の衣が濡れても雨に出て、桜を枝折りとろうという姿に、風雅と風狂を感じた芭蕉の句だろうか。

芭蕉の句には、いつも逸脱したものへの哀惜の情を感じるのだ。
Commented by saheizi-inokori at 2013-04-02 10:36
上野で予定された会合が雨のために延期になりました。
雨に濡れる残花を見ようかと思ったのに。
芭蕉を見習いたまへ^^。
Commented by maru33340 at 2013-04-02 17:25
さへいじさん
blog拝見しました。
なるほど、この句にはそういった意味が秘められていましたか。
勉強になりました。
Commented by k_hankichi at 2013-04-02 20:29
世知辛い日々ですが、芭蕉の句は、だから殊更に染み入りますね。今宵もスマイル。
Commented by maru33340 at 2013-04-02 22:43
どなたはんでしたかな?
Commented by k_hankichi at 2013-04-03 23:34
maruさん、うふふ・・・。
by maru33340 | 2013-04-02 08:22 | お勧めの本 | Trackback | Comments(5)

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by maru33340
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