2013年 06月 23日
美術品を扱うといふこと
なんと全く同じ日程で天皇陛下も京都をご訪問されていると知りびっくり。
先日東京国立博物館に行った日は、同日午後から皇太子が訪問されたと後から知った。
いやはや。
さて、昨日の学芸員実習では、掛軸や絵巻物の扱い方を学んだ。
両者の扱い方には共通することが多い。
先生いわく、大切な事は大きく3つある。
①流れにさからわない
②シュミレーションしてから行動する
③作品に正体し、優しい気持ちで接する
①の意味は、作品から紐を取るとき、開くとき、飾るときなどには、余計な力を入れないで、流れに逆らわず自然体で接するということ。身体のどこにも無理な力が入っていないような所作が理想である。
②は、作品を扱う前に、ここを触ればこうなるなどと、常に次の動作の事を考えてから行動するということ。
③は、掛軸でも絵巻物でも、常に自分の身体の正面に置いて、優しくゆっくり扱うこと。ぞんざいに触ったり、置いたりてはならない。
確かに先生達の所作には無駄な力が入っておらず、何より動きが美しい。
そして、上の3つのことは、仕事や人生に於いてもまた大切なことであると気づいたのだ。
逆らって焦って紐を引きちぎったりめりめりと包み紙を破いたり人生でもよくやってます。
春過ぎてmaruけふ(京)来たる学び舎で流れに任せオフィーリアの如く (はんきち)
私もまだまだ(^^;
オフぃーリアは流れにまかせているのではなく、流されてるんやで(>_<)
折に触れ思い出したく(^^)