2014年 05月 05日
五月の朝のフランク
昨日までの爽やかな季候とは違い、今朝は今にも降りだしそうな雨模様の曇り空。
今朝は朝早く目覚めてしまい、友人から借りたセザール・フランクのピアノ曲を聴いている。
フランクでは、ヴァイオリン・ソナタや弦楽五重奏曲は聴いてきたけれど、ピアノ曲をきちんと聴いたのは初めて。
フォーレを思わせる息の長い美しい旋律は、瞑想的で澄んだ深く冷たい湖の底にゆっくりと沈んで行くような気持ちになる。
イエルク・デムスによる演奏は、端正で激することなく静かで美しい。
GW の合間とはいえ、僕の住むマンションは静かで人の気配はなく、朝の空気にフランクの音楽は染み入るように響いている。
このリヒテルも推奨するデームスの名盤、美しいですねー。今も聴いています。