2014年 07月 23日
蒸し暑さの極みの中、新しいフランス音楽の楽しみに出会う
室温も32℃あり、これは熱中症になってしまうとあわててクーラーをつけた。
梅雨が明けたばかりなのに、今からこんなでは先が思いやられる。
眠れないままペーター・レーゼル/クルスティアン・フンケによるフランクのヴァイオリン・ソナタを聴く。
今まで色々な演奏でこの曲を聴いてきたけれど、これは全く独特でありながら、素晴らしい演奏。
いぶし銀の色調のヴァイオリンと、レーゼルの澄んだピアノのバランスが絶妙で、神秘的なまでの静けさが漂う。
以前リヒテルが「最も宗教的な作曲家は誰かわかるかね?バッハ?違う、フランクだ。」と語っていた意味が理解できるような気がする。
全く新しいフランス音楽の楽しみがここにはある。