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ヴィンセントとテオのこと

堀江敏幸の文庫になったばかりのエッセイ集『象が踏んでも』の最初に、ゴッホとその弟テオについて書かれた短いけれど胸に響くエッセイがある。

その中のこんな文章に僕はひかれる。

「彼らのあいだには、いっさいの欲望や打算と無縁な、おおげさに言えば、宿命によって導かれたとしか考えられない絆がある。半分ずつきれいに分かれるような仕方ではなく、たがいちがいに深く食い入って、一方が壊れると片方も壊れてしまう、激しさと脆さをともなった関係。これこそが究極のパートナーの姿と言ってもいいのではあるまいか。」
Commented by およう at 2014-10-29 21:58 x
うんうんとうなずいています(^_^)
Commented by k_hankichi at 2014-10-30 07:07
テオが居たからこそゴッホは絵への活力を維持できたのですね。そういう補いあえる関係が、どの人と人の間にも在るとよいね。しかしね・・・。
Commented by maru33340 at 2014-10-30 07:58
おようさん
はんきちさん
この二人の関係は、奇跡のような関係ですね。
by maru33340 | 2014-10-29 21:28 | 未分類 | Trackback | Comments(3)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
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