平野啓一郎の『ある男』のこと

友人の薦めで先日入手した雑誌「文学界」に掲載された平野啓一郎の小説『ある男』を昨日一気に読了した。

とても良かった。

「あり得たかも知れない別の人生」というテーマは小説や映画では比較的よくあるテーマだけれど、ここまでリアリティーを持って描かれたことはあまりなかったと思う。

謎解きの要素もあるので詳しくは書けないけれど、じわりじわりとヴェールを剥がすように人の過去と心の闇が明らかになっていく物語には力がある。

上質の映画を観ているような味わいもあり「成瀬巳喜男監督によって映画されたら切々とした後味のある映画になるだろう。その時の配役はこうなるだろうな」などと考えながら読み進めていた。
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Commented by k_hankichi at 2018-06-03 08:24
あったかもしれない自分のもう一つ、いや、幾多もの人生に思いを馳せます。
Commented by maru33340 at 2018-06-03 08:47
『浮雲』のキャストで是非映画して欲しかった。
というより、途中からそのキャストで読んでいた。
今なら是枝監督なら良い映画にしてくれそうなり。
その場合のキャストは…
Commented by Oyo- at 2018-06-03 10:54 x
先日私も一気読みです^^ 映画になりますね(^_^)v
Commented by maru33340 at 2018-06-03 18:50
はい、なります!
by maru33340 | 2018-06-03 06:20 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)

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