新・クラシック音楽と本さえあれば

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2018年 06月 19日

「そしてバッハに帰る」

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2011年3月。
あの東日本大震災の後、しばらくの間本も読めず音楽も聴けない時期が続いた。

何をしても心落ち着かず何日も呆然として時を過ごしていた後、ようやく心に沁みてきたのはバッハの音楽だった。

特にマタイ受難曲はそれまでも聴いてはいたけれど、あの時以降自分にとって本当に大切な音楽になった。
音楽には渇きひび割れかけた心を癒す力があるということを、あの時始めて身を持って知った気がする。

昨日の朝、大阪北部高槻を中心に震度6弱の地震があった。
その場所は僕が子どもの時期から中学の半ばまで過ごした場所で、今も母が一人で暮らしている。
幸い母とはすぐに連絡が着き無事が確認出来たけれど、家のガラスは何ヵ所か割れてしまったようだった。

一日を落ち着かない気持ちで過ごした夜「バッハが聴きたい」と強く思い、ピエール・ロラン・エマールの弾くバッハの平均律クラヴィーア曲集を聴き始めた。
その音楽は乾いた心に清冽な水が沁みいるように響き、やはり最後はバッハに帰ってくるのだと改めて思った。
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by maru33340 | 2018-06-19 04:56 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
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Commented by k_hankichi at 2018-06-19 07:55
お母様、ご無事で良かったです。
バッハが沁み入ることよくわかります。
Commented by Oyo- at 2018-06-19 09:17 x
それはそれは、ご心配でいらっしゃいますね・・・。
お母さま、お大事になさってくださいませ。
バッハは精神を助けてくださる唯一の音楽と私も思います。
Commented by maru33340 at 2018-06-19 20:55
はんきちさん
おようさん
お見舞いありがとうございます。
このような時はやはりバッハが一際心に沁みますね。


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