人気ブログランキング |

2019年 04月 03日 ( 1 )

舞台劇を見るようなフランク

f0061531_06110540.jpg

友人推奨のタカーチ弦楽四重奏団とアムランのピアノによるフランクのピアノ五重奏曲は、まるでフランスの小さな劇場で演じられる舞台劇を見ているような演奏だった。

幕が開き、少し早めの序奏の中、主演女優(ピアノ)がおもむろに現れた途端空気はさっと変わる。
彼女は物憂げで美しいがどこか不穏な空気を纏う。
しばらく平穏な時が過ぎるが、やがて彼女を巡る四人の男のいさかいがおこる。
激しいいさかいの果てに一人の男が刺され断末魔の叫びを上げる。

舞台は暗転し、時は移る。

女優女優は過去を追想している。
その姿はとても美しい。

しかし、女優の回想の中で、時はまた戻り再び事件はおきる。
彼女の美しさが新たな事件を惹き起こすのだった…

フランクの循環主題が、彼女の持つ宿命を現しているようで、ジャケットのアングルの描いた女性もまた彼女の持つ宿命の象徴なのかも知れない。
by maru33340 | 2019-04-03 06:11 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)

音楽・本・映画などについての私的な感想


by maru33340
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る