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2019年 08月 20日 ( 1 )

夏の終わりの音楽

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今日は朝から本格的な雨。

お盆を過ぎ、高校野球も終盤戦に近づくと毎年「ああ、夏が終わるのだなあ」という気持ちになるけれど、今年の猛暑もこの雨で一段落するだろうか。

こんな季節に聴くのにふさわしい音楽は何かと考え最近毎日のように聴いているのはラヴェルの歌曲《シェエラザード》。
演奏は、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/サー・ジョン・バルビローリ(指揮)によるアルバム。

ジャネット・ベイカーの深々としたビロードのような艶のある歌声とバルビローリの繊細で詩的な指揮が絶妙のバランスで、聴いていると桃源郷をそぞろ歩いているような幸福な心持ちになる。
東洋的な旋律であることもあり、ぼんやり聴いているとまるで《マダム・バタフライ》を聴いているような錯覚におちいる時もある。

カップリングのベルリオーズの《夏の夜》と共に、過ぎ行く夏の終わりに壮大な夕陽が沈み行くのを眺めている時のような深く甘美な哀しみに満たされる名演だと思います。
by maru33340 | 2019-08-20 08:03 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)

音楽・本・映画などについての私的な感想


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