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ブルーノ・ワルターのドボルザーク交響曲8番

大学生の頃、ブルーノ・ワルターの演奏で最も愛聴していたのは、マーラーの「巨人」とドボルザークの交響曲8番。
最近この二つの演奏を約30年ぶりに聴き返し、今もまだ、生まれ落ちたばかりのような新鮮な輝きを放っていることに深い感銘を受けた。
どちらの演奏も、演奏者がワルターという指揮者とともに演奏出来ることに、心から喜びを感じている様がひしひしと伝わってくる。
音の一つ一つに意味があり、心の奥底からの歌になっている。
そしてそれは、演奏効果を求めてのことではなく、音楽への愛情が自ずから歌に昇華したような趣を醸し出すのだ。
特に3楽章のメロディの、胸をしめつけるような哀切と懐かしさには言葉を失うばかりだ。
by maru33340 | 2010-11-02 17:22 | お勧めの本 | Trackback(1) | Comments(2)

小山実雅恵のラヴェル

小山実雅恵の弾くショパンのバラードがあまりに素晴らしかったので、彼女の弾くラヴェル作品集を聴いてみた。

こちらもやはり大変良かった。

冒頭の「ラ・ヴァルス」は不気味な低音から始まり、優雅でありながら悪魔的はワルツは官能的に響く。

「逝ける王女のためのパヴァーヌ」は、王女の気品に満ちたすっと伸びた背筋を思わせる清潔感に溢れている。

「水の戯れ」は聴いていると自分自身が水になり戯れているような錯覚に陥る。

そして「夜のギャスパール」。この曲を彼女はまるで物語を語り聞かせるように弾く。
曲が進むにつれて、難曲であることを忘れて変幻自在の物語の世界に遊ぶ事が出来、深い満足感に満たされる。

実に素晴らしいラヴェルだ。
by maru33340 | 2010-11-01 07:59 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)

音楽・本・映画などについての私的な感想


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