今日から冬季休暇。
一日早めに休みをもらったから少し特をしたような気分になる。
今日は終日家でゆるゆる過ごそうと、朝からシューベルトの交響曲を一番から順に聴き始めた。
(一日で彼の全交響曲を聴き通すつもりで)
演奏はカール・ベーム指揮ベルリン・フィルで。
ベームの音楽造りは、どっしりしたテンポと低音を重視した重厚な響きがいかにも「ドイツ・オーストリア音楽の王道です!」という感じで、ブロムシュテットの柔らかく春風駘蕩としたシューベルトともアーノンクールのキリリと引き締まった音楽とも違う味わい。
若いときはこうした音楽造りを「少し退屈かなあ」と思っていたけれど、こうして聴き比べてみると、その堂々とした構えの大きい立派な音楽もなかなか楽しいと思えてきます。