新・クラシック音楽と本さえあれば

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2018年 04月 19日

深い知性と厳しさに満ちたクープラン

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先日入手したフランスのクラブサン奏者ブランディーヌ・ヴェルレ(1942年生まれ)によるフランソワ・クープランの音楽がとても気に入り朝晩飽かずに聴いている。

穏やかなテンポ、節度ある装飾音、気品ある音色に加えて録音もとても良く、雅な中に微かな哀しみのにじむフランス・バロック音楽を聴く喜びに満たされる。

このアルバムはそのヴェルレが1751年製のクラブサンを使い演奏したクープランの二枚組のアルバム。
ジャケットの彼女の肖像画からは深い母性と知性と共に音楽への厳しい姿勢がじわじわとにじみ出てくるようだ。
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# by maru33340 | 2018-04-19 07:29 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2018年 04月 18日

叙情的で幻想的なプロコフィエフ

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プロコフィエフの音楽には詳しくないけれど、ヴァイオリン協奏曲(特に1番)は好きだ。

冒頭の叙情的なメロディで心つかまれ、その刻々と変化する表情に翻弄されているうちに知らぬ間に異次元に連れ去られてしまうような幻想的な音楽は、他の作曲家の作品からは得られない音楽を聴く喜びを与えてくれる。

グルジア出身のヴァイオリニストのリサ・バティアシュビリ(発音しにくい…)とヤニック・ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団による新しいアルバムには、プロコフィエフの2曲のヴァイオリン協奏曲を中心に序曲、間奏曲、アンコールのような形で(ヴァイオリン中心に編曲された)小品が収められていて、そのテクニック・音色の美しさ・録音も申し分なく、プロコフィエフの音楽の世界を堪能出来る。

これからも折に触れて聴くことになるであろう愛聴盤がまた一枚増えました。
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# by maru33340 | 2018-04-18 07:31 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2018年 04月 15日

密やかなラヴェルの響きに

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昨夜からの春の嵐はようやくおさまり、窓外から鳥の囀ずる声が聞こえる日曜の朝、先日届いたロシアのピアニスト、エフゲニー・コロリオフ(発音しにくいけど…)の演奏するモーリス・ラヴェルのピアノ曲集を聴き始めた。

コロリオフのピアノの音はとても密やかで、深い森の奥に眠る朽ちかけた塔の秘密をそっと明かす時のような繊細な語り口でラヴェルの音の精緻な響きを聴くものに届けてくれる。

パウル・クレーの絵画を使ったジャケットも儚く美しくこの演奏にふさわしい。
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# by maru33340 | 2018-04-15 09:33 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2018年 04月 11日

遠い惑星からの音楽

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このヨーロッパ映画のラストシーンのようなジャケットは、先日銀座で入手したブランディーヌ・ヴェルレというフランスのクラブサン奏者によるフランソワ・クープランのアルバム。

ヴェルレは1942年生まれだから今年76歳になる現役の演奏家。

その演奏はとてもゆったりとしたテンポで、どこか遠い惑星から何万年前もの時を経て届いた贈り物のように聴こえる。

ここでは哀しみや喜びを超越した密やかな音楽がいつ始まるともいつ終わるともなく続き、聴き進むにつれいつしか呼吸は穏やかなものに変わっていく。
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# by maru33340 | 2018-04-11 21:35 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 04月 10日

そこにモーツァルトがあるなら

普段は車通勤だからあまり多くの人に会うことはない。

だからたまに出張で東京駅に行くとあまりの人の多さに「人酔い」しそうになり目眩に襲われてしまう。

そしてここ数年どんどん車中の人の表情が暗く殺伐としたものになっているようで暗然とした気持ちになる。

そんな時には目を閉じてウォークマンでモーツァルトの初期の弦楽四重奏曲を聴く。
(イタリア弦楽四重奏団の艶やかで明るく伸びのある演奏で)

そこにモーツァルトがあるなら(なんとか呼吸も通常に戻り)生きていけそうな気がしてくる。
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# by maru33340 | 2018-04-10 07:18 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 04月 09日

この一年間のテーマは「シンプル」で

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一昨日59歳になった僕のこの一年間のテーマは「シンプル」。

「シンプルな生き方」と「シンプルな美しさ」を探しながら日々を過ごしていきたいと思います。

ということで「シンプルな生き方の基本は料理から」と思いたち、昨夜は料理研究家のウー・ウェンさんのレシピで「新玉ねぎの丸ごと煮」と「ねぎ焼そば」。
今が旬の新玉ねぎの甘味とねぎの香りをうつした麺の旨みは確かにシンプルで素材そのものの味わいで旨し。

とはいえ一抹の物足りなさが残るのはこれまでの食生活の名残でしょうか(^^;

果たしてシンプルを基本とした食生活を続けることは出来るのか?

(まだ始めたて)

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# by maru33340 | 2018-04-09 06:45 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2018年 04月 06日

花に雨

昨夜久しぶりに降った雨が窓の外に見える公園を濡らしている。
葉桜になった桜の花もだいぶ落ちただろうかと思いながら芭蕉のこんな句を思い出す。

紙衣の濡るとも折らん雨の花

紙衣(かみぎぬ)は紙で出来た衣。
衣が雨で濡れるのもいとわず桜の花を折り取ろうとしている情景だろうか。

旅の負担にならないようにと軽い和紙で出来た衣を持ち歩いた芭蕉が、そんな大切な衣よりも目の前の花を取ることを選ぶ姿に「風狂」に生きた彼の人生を感じます。
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# by maru33340 | 2018-04-06 07:52 | お勧めの本 | Trackback | Comments(6)
2018年 04月 05日

寺山修司からの贈り物

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帰宅して届いていた本。
まるで寺山修司からの贈り物のよう。
この人の言葉を時代が(もしかすると僕が)求めているのかも知れない。
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# by maru33340 | 2018-04-05 07:25 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 04月 03日

葉桜とモーツァルト

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桜の花が散り葉桜が混じり始めた。

この季節にはモーツァルトの初期の弦楽四重奏曲が良く似合う。

華やかさの中にふいに現れる翳りが、高揚と不安が入り雑じる四月という季節と重なるからでしょうか。
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# by maru33340 | 2018-04-03 08:25 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 04月 01日

音楽の冗談

今日は4月1日。

バーンスタインが指揮棒を使わずに表情だけでハイドンの交響曲88番を演奏する映像を見つけました。

実にチャーミングです。


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# by maru33340 | 2018-04-01 15:40 | お勧めの本 | Trackback | Comments(5)