新・クラシック音楽と本さえあれば

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2018年 04月 01日

音楽の冗談

今日は4月1日。

バーンスタインが指揮棒を使わずに表情だけでハイドンの交響曲88番を演奏する映像を見つけました。

実にチャーミングです。


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# by maru33340 | 2018-04-01 15:40 | お勧めの本 | Trackback | Comments(5)
2018年 03月 29日

花影の下で

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桜の花にまつわる言葉には美しく好きな言葉が多いけれど大岡昇平の小説のタイトルにもなった「花影」という言葉もその一つ。

この小説のモデルとなった銀座のバーに出ていた坂本睦子と言う女性は、中原中也、坂口安吾、河上徹太郎、小林秀雄、そして作者の大岡昇平ら昭和の文人達に愛されたが後に自ら命を絶った。

桜の花の華やかさの中にある翳りは、その女性の人生を象徴しているようで、「花影」という言葉もまた彼女の人生そのもののようだ。
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# by maru33340 | 2018-03-29 12:34 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2018年 03月 28日

宴の後のシューマン

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「花疲れ」という言葉があるように桜の花を見続けていると(その時の心の高揚の反動からか)宴を終えた後のようにふいに虚脱感に襲われ「春愁」という言葉を思い出す。

そんな時に聴く音楽はシューマンの交響曲が似合う。
そのほの暗い少し濁ったロマンティックな旋律に、まだ見ぬライン川に散り始めた桜が浮かび流れるような幻想を感じ心慰められるよう。

オットー・クレンペラー指揮による重厚な中にいぶし銀のような甘味のある演奏で。
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# by maru33340 | 2018-03-28 06:35 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 03月 27日

さりながら

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三月の桜は確かに少し早すぎるけれど、やはり満開の桜には心騒ぎます。

掛川の桜は今が盛りです。
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# by maru33340 | 2018-03-27 06:53 | お勧めの本 | Trackback | Comments(2)
2018年 03月 26日

三月のうた

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今年の早い桜を少し物足りない気持ちで眺めている。

気持ちの準備が整わない内に祝祭の場に連れて来られたようで。

せめて谷川俊太郎さんの新しく編集された詩集『聴くと聞こえる』を読んでそんな心の隙間を埋めようか。

三月のうた

わたしは花を捨てて行く
ものみな芽吹く三月に
わたしは道を捨てて行く
子等のかけだす三月に
わたしは愛だけを抱いて行く
よろこびとおそれとおまえ
おまえの笑う三月に
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# by maru33340 | 2018-03-26 06:48 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2018年 03月 25日

今年の桜は早いけれど

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今年は桜が咲くのが早いけれど、やはり桜は四月に満開になって欲しいと思うのは四月生まれの僕の我が儘だろうか。

昨日近所の青空に浮かぶ桜を眺めながら歓びと同時に哀しみを感じた。

この感情は毎年のことだけれど、年々哀しみの感情が強まり、その分歓びの感情も増すようで、谷川俊太郎の詩の中のこんな言葉を思い出した。

「時間は永遠の娘 歓びは哀しみの息子」
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# by maru33340 | 2018-03-25 07:03 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 03月 24日

春はシューマン

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桜の季節になるとシューマンの交響曲第1番「春」が聴きたくなる。

演奏はやはりバーンスタイン指揮ウィーン・フィルで。

この演奏には春を迎える喜びが満ち溢れ、聴いていると身体の内側からふつふつと沸き立つものがある。
至るところに歌心があり、ウィーン・フィルの弦と管楽器の甘やかな響きも魅力的。

この曲をバーンスタインの演奏で聴いていると(日頃は忘れている)「青春」という言葉を想い出すのだ。
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# by maru33340 | 2018-03-24 06:09 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2018年 03月 23日

眠っていた音が目を覚ます話

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ヴィルヘルム・ケンプの弾くバッハを聴きたくなり、棚から探しだして聴きながら「どうしてケンプのピアノは、少しくぐもったような柔らかく心安らかにさせてくれる音がするのだろう」とぼんやり考えていて、中学生の頃読んだ夏目漱石の『夢十夜』の中の運慶の話を思い出した。

夢の中で明治時代に運慶が生き返り仏像を彫っているのを見物人が眺めている。
「実に上手いものだ。なぜあんなに生きているように彫れるのだろう」などと話していると、そこにいたある男がこんなことを言う。
「なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋うまっているのを、鑿と槌の力で掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」

その話を思い出しながら「そうか、ケンプはピアノを弾いているというより、ピアノの中に元々眠っている柔らかい音がケンプが触れることで目を覚ますのかも知れない」などと思った。
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# by maru33340 | 2018-03-23 07:54 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)
2018年 03月 22日

春分を過ぎて

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一昨夜から続いていた激しい春の嵐もようやく止み、久しぶりに今朝は気持ちの良い青空が見える。

あちらこちらから鶯の鳴き交わす声も聞こえている。

春分も過ぎ、ようやく本格的な春が訪れたようです。
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# by maru33340 | 2018-03-22 07:41 | お勧めの本 | Trackback | Comments(3)
2018年 03月 21日

天変地異の前で

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昨日の朝掛川で地震があった。

震度は2という発表だったけれど、下からズドンと突き上げられるような強い衝撃に覚えがあった。

一つは2011年3月11日の東関東大震災。
その時は東京汐留のビルの20階にいて窓から見える電通のビルが大きく左右に揺れ、隅田川に浮かぶ船が川上に向かって流されていく光景を目にして「悪い夢なら早く覚めてくれ」と祈った。

もう一つは更に4年前の2007年3月25日に起きた能登半島地震。
その時は富山のオフィスビルの上階にいた。
この時は4月の金沢への転勤を前にデスクを片付けるために一人で休日出勤をしていて激しい揺れに怯えた。

昨夜から春の嵐が窓を激しく揺らす音で目覚め、夜中に起きて読み始めた赤木明登氏の『二十一世紀民藝』の冒頭に能登半島地震の記述があり、久しぶりにその時の事を思い出した。

天変地異の前に人は何と無力であることか、それでもいやいやそれだからこそ、人は古来から美しい物を作り後の時代に伝えようとする営みを続けてきたのだなあとこの本を読みながらしばし考えた。
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# by maru33340 | 2018-03-21 06:59 | お勧めの本 | Trackback | Comments(4)